オー・エル・エム・デジタル 研究開発(R&D)部門のオープンラボ「OLM R&D祭 2024」を開催します。デザイナーとのコラボレーションによって実用段階になったツール群、現在研究段階にある将来技術、社内のITシステム、Tipsについて紹介します。この機会を通じて、多くの映像制作関係者の皆様と映像表現力・技術力向上に向けて、様々な交流を深めていけたらと考えております。
全11のプレゼンテーションを予定しています。前回に引き続き今年もWebinar形式で開催します!ご興味ございましたらお気軽にWebにて登録ください!
なお、R&Dで開発したツールの一部(After EffectsとMaya等のプラグイン)はOLM OpenToolsとして無償公開中、またR&D祭に合わせていくつかのツールを新規に公開予定です。これらは制作現場で実際に活用されています。お気軽にダウンロードいただき映像制作にお役立て下さい!
日程:2024/11/26(火)~ 28(木)の3日間 (2024/10/07更新)
時間:15:00~ (予定)
発表:1発表につき約30分, 45分, 60分(質疑応答込み)となります。
セッション毎(1日目, 2日目, 3日目)に申し込み下さい。Zoom Webinar登録ページに遷移します。
使用システムはZoom Video Webinarです。事前に接続テストをお願いします。
定員は各セッション、先着500名です!
日程 | 時間 | セッション |
1日目 11月26日(火) | 15:00 - 17:30頃 | 開会・New OLM Open Tools・2Dツール紹介 |
2日目 11月27日(水) |
15:00 - 17:30頃 | ITシステム・3DCGパイプライン・髪の毛も |
3日目 11月28日(木) |
15:00 - 18:00? | 開発の仕方・アニメAI・閉会 |
R&D 祭 2024 オープニング:祭の見どころ紹介とSAKUGADOも
オー・エル・エム・デジタル R&D部門はどういうところなのか?また各セッションの見所を紹介いたします。また2022年のR&D祭で話したSAKUGADO(作画ツール)の状況も少しお話しします。(30分)
OLM Open Tools:アニメ業界を幸せに
OLM Open Toolsの公開から早15年、アニメ制作において役立つツールを無償で配布しています。今まで公開してきたツールを改めてご紹介するとともに、今回新たに公開する
OLM Smoother v2やOLM Toonなどをご紹介します。是非ご期待ください。(60分)
UE5で絵コンテ・作画の制作支援ツールをつくる話
アニメ制作の現場でも作画のレイアウトなどに3DCG制作ソフトやゲームエンジンを使う試みが増えてきました。とはいえ不慣れな3Dツール、使いこなすには時間がかかります。そこで「初めてでもすぐ使える」を目指してプリプロダクション用ツールを独自に開発することにしました。開発初期段階を経た現状についてご紹介します。(30分)
アニメエフェクト作成の効率化
アニメ制作において、エフェクトは重要な要素ですが作成に時間もかかります。R&Dでは、手描きのようなエフェクトを効率的に作成するための技術的支援を行ってきました。
これまで試してきたプロトタイプや、新しい取り組みである煙生成ツールとフレーム補間についてご紹介します。(30分)
社内ITインフラを紹介 2024
オー・エル・エム・デジタルではアニメ・FullCG・実写の制作のため多くのハードウェア・ソフトウェアを活用しています。ここではSIチーム(ITシステム)による社内インフラ紹介を致します。特に前回のR&D祭2022から2年の間に起こった変化についても説明いたします。(30分)
GitHub Enterprise 導入とActionsの活用
20名を超える環境でGitHub Enterpriseを導入・ポリシー設計の際に考えた事や、特に大変だったこと、1年半使ってみてどうだったかをお話します。またGitHub Actionsの中からReusable WorkflowsとComposite ActionをSIチームがどのように使い分けているかについて紹介します。(30分)
パイプラインツール紹介+Adobe CEP開発
オー・エル・エム・デジタルには様々なパイプラインツールが存在しますが、その中でも軸となっているツール「AM Tool」について紹介します。主にPythonで開発していますが、Pythonの情報は世の中にたくさんあるので、今回はあまり情報がない、Adobe CEPの開発についても触れたいと思います。この発表が皆様のパイプライン開発に少しでもお役に立てれば幸いです。(45分)
脱XGen:OLM Hair and Feather
XGenを使用しない新しい髪の毛と羽のMayaのツールを作りました。プロダクションで活用できるように、XGenからの変換やComponent TagやSubdivやデフォーメーションなどの対応について話します。(30分)
今だ!ABI問題
VFX Reference Platform によって2023年にnew libstdc++ ABIの移行が決定されました。Maya 2024やNuke 15がnew libstdc++ ABIに移行したので、今こそ新ABIと旧ABIの対応しないといけない!でもそれってどういう意味なのか?そもそもABIとはなんなのか?気にする必要があるのか?この発表でもろもろのABI問題について、またその対応を説明します。(30分)
アニメ制作 × AIベース支援技術
アニメ制作におけるAIを用いた支援技術について産学官連携での調査事業を開始しました。ここでは、その事業の概要と、具体的な支援技術として、彩色、類似画像検索の2つをご紹介します。共同発表:AI Mage株式会社 張 様(60分)
SIGGRAPH ASIAで会いましょう&クロージング
3日間聴講いただきありがとうございました!各セッションのアンケート結果をご紹介できればと考えています。
12月3日~6日 SIGGRAPH ASIA 2024 (SA24) が開催されます。SA24ではCourse 1件、Technical Communication 2件、BOF5件発表予定です。
OLM OpenToolsの発表ありますのでぜひ対面でディスカッションしましょう!
前回同様アフタートークで質問をリアルタイムに受け付けます!(30分~60分)