オー・エル・エム・デジタル 研究開発(R&D)部門で独自開発した映像制作ツール群を社外の皆様にご紹介する「OLM R&D祭 2022」を開催します。デザイナーとのコラボレーションによって実用段階になったツール群、現在研究段階にある将来技術、社内のITシステム、Tipsについて紹介します。この機会を通じて、多くの映像制作関係者の皆様と映像表現力・技術力向上に向けて、様々な交流を深めていけたらと考えております。
2008年から4年に1度開催している「R&D祭」ですが、今年度から隔年で開催することになりました(予定)。全11のプレゼンテーションを予定しています。昨年に引き続き今年もWebinar形式で開催します!ご興味ございましたらお気軽にWebにて登録ください!
なお、R&Dで開発したツールの一部(After EffectsとMaya等のプラグイン)はOLM OpenToolsとして無償公開中です。これらは制作現場で実際に活用されています。お気軽にダウンロードいただき映像制作にお役立て下さい!
日程:2022/10/19(水)~ 21(金)の3日間
時間:18:00~
発表: 1発表につき約30分,45分,60分(質疑応答込み)となります。
セッション毎(1日目, 2日目, 3日目)に申し込み下さい。Zoom Webinar登録ページに遷移します。
使用システムはZoom Video Webinarです。事前に接続テストをお願いします。
定員は各セッション、先着500名です。定員になり次第締め切らせて頂きます。
日程 | 時間 | セッション |
1日目 2022/10/19 (水) | 18:00-20:30頃 | 開会・ITシステム・作画とワークフロー |
2日目 2022/10/20 (木) | 18:00-20:45頃 | 3DCG技術・AfterEffectsプラグイン |
3日目 2022/10/21 (金) | 18:00-21:00頃 | いろいろなパイプライン・R&D活動・閉会 |
オー・エル・エム・デジタル R&D部門はどういうところなのか?また各セッションの見所を紹介いたします。さらに。。深い話題、アニメ業界でのエンジニア創出はできるのか?そのためにはどうすればいいのか?についても触れたいと思います。(30分)
オー・エル・エム・デジタルではアニメ・FullCG・実写の制作のため多くのハードウェア・ソフトウェアを活用しています。ここではSIチーム(ITシステム)による社内インフラ紹介を致します。特に前回のR&D祭2020から2年の間に起こった変化についても説明いたします。(30分)
デジタルアニメ制作は浸透してきましたが、紙デジタルの環境で制作しているスタジオは多いかと思います。この環境を支援する作画トレース、タップ穴補正ツールについて説明します。
また、現在東映アニメーション様と「作画ツール:SAKUGADO」を鋭意開発中です。SAKUGADOの技術情報も併せて紹介します。(60分)[画面キャプチャNG]
デジタル作画の導入を進めていた矢先にパンデミックが発生し、デジタル化の更なる促進とリモートワークの対応が必要不可欠となりました。OLMではどのようにしてデータの受け渡しを行っているのか、そこで開発したツールも交えてご紹介いたします。(30分)
OLMSmootherをはじめ、OLMでは長期間アニメ制作を支えるAEのプラグインを作ってきました。今回はブラー、フレア、パーティクル、ライト効果などについて発表します。また最新の事例として、CG素材との連携を考え、レンダリング画像の輪郭線をAEで調整できるプラグインも紹介します。(60分)[画面キャプチャNG]
3DCGでも日本のアニメスタイルを活かせるようにR&Dではインハウスシェーダーを作っています。輪郭線、アニメ風の目の表現・質感のために開発した最新技術を発表します。 (60分)[画面キャプチャNG]
Maya XGenは導入されてから約10年が経過しています。ディズニーで提案されたファイルベースのインスタンサーですが、パイプライン的にもMayaのノードベースにも合わないので、XGenを使用しない新しい髪の毛と羽のツールを作りました。 (45分)
OLM DigitalではMaya Arnoldを使ってレンダリングしています。ArnoldといえばNoice。ノイズ除去技術が熟してきたので、パイプラインに組み込みました。最大80%のレンダリング時間の削減を可能にする、その仕組みについて説明します。(30分)
研究開発といえばプログラミング。プログラミングといえば、ソースコードです。R&Dのスタッフも増え、中・大規模プロジェクト開発も増えてきました。そのためにコード管理をどのようにすべきか?コンパイルまわりから結合テストまで裏の裏の話をさせていただきます。 (60分)
海外と国内を含め、2006年から研究開発部門で51人のインターンを受け入れてきました。動機から実施内容までを発表します。夢いっぱいの若者たちにこのような機会与えると良い人材になりますよ~(30分)[画面キャプチャNG]
3日間聴講いただきありがとうございました!各セッションのアンケート結果をご紹介できればと考えています。また弊社技術顧問の安生から総評・R&Dの未来について挨拶がございます。このプレゼンテーション中、リアルタイムに質問を受け付け、アフタートークで雑談ができればと。次回は2年後?!がんばります。(30-60分)